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■身の回りの物をしきりにさわる
女性が腕にしているブレスレットをしきりに回す。
座っている椅子の肘掛けを手のひらでこする。
手に持っているハンカチを折ったり開いたりする。
このように、身近な物をしきりに触るようなしぐさをするのは、軽い緊張と羞恥心のあらわれです。
恥ずかしいけれど、その場から逃げ出せない。
あるいは、初対面の人と会って、少し緊張する。
このような状況で、人は身の回りのものをさわって緊張を和らげようとするのです。
このようなしぐさを心理学では「転移活動」と言います。
たばこを吸う人のしぐさは、まさに転移活動。
たばこは、それだけで緊張を緩和する効果がありますが、緊張している人は異常にたばこを吸う回数が増えたり、たばこやライターをやたらといじり始めます。
デートの途中で交際相手が身の回りのものをさわり始めたら、軽い緊張状態にあると考えた方がよいでしょう。
例えば、
何かを言いたいけれど言い出せないでいる。
何かとても気になることがある。
初めてのデートで緊張している。
帰る時間を気にしている。
などです。
こんな時は、緊張緩和の手をさしのべ、交際相手を安心させてあげましょう。
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